フルミスト(噴霧式経鼻インフルエンザワクチン)について
当院では今シーズンフルミスト(噴霧式経鼻インフルエンザワクチン)は採用しない予定でしたが、ワクチン予約を開始したところ思いのほか2回接種希望の方が多かったため、2回注射で痛い思いするよりは1回だけで済むうえに針を刺さないでいいフルミストを採用することにしました(数に制限がありますが)。
フルミストと普通の注射のワクチンの効果はほぼ同じとされています 。
フルミストと普通の注射のワクチンの効果はほぼ同じとされています 。
注射がすごくニガテな子、注射で毎回腕が腫れる子、受験生(効果期間が長いので)などはフルミストのいい適応になると思います。通常のインフルエンザワクチンを当院で2回注射する予定だった方も変更をお勧めします。
『しろくまではWHO方式で1回の注射でOKと言われたけどやっぱり心配』という方もいい適応だと思います。
変更希望の方はお電話(053-543-4690)で変更希望を承ります。
『しろくまではWHO方式で1回の注射でOKと言われたけどやっぱり心配』という方もいい適応だと思います。
変更希望の方はお電話(053-543-4690)で変更希望を承ります。
フルミストのいい点
- 鼻腔内に薬液を噴霧するため痛くない
- 予防接種のインフルエンザ株と異なる株が流行した際にも、皮下注射のワクチンと異なりワクチンの効果が期待できる
- ワクチンの効果は1年くらい持続する(注射のワクチンは3~5ヵ月程度)
- 小児で特に予防効果が高いとされている
- 年1回の接種でいい など
フルミストのいまいちな点
- 接種後3日~7日までに鼻汁・鼻閉・咽頭痛・咳などの感冒症状が出ることがある。
- 接種年齢に制限がある
- 値段が高い
(当院は7500円に設定します。4000円の注射ワクチン2回接種するよりは安くなります) など
フルミストを接種できない人
- 2歳未満または19歳以上
- 卵白やその他のワクチン成分に対して重度のアレルギーのある子、アナフィラキシーの既往がある子
- 発熱している子
- 免疫機能に異常のある疾患のある方や免疫抑制をきたす治療を受けている方が家族にいる子
- 経口または注射の副腎皮質ホルモン剤を使用している子
- 妊娠していることが明らかな方
- 医師が接種不適当と判断した子
- 5歳未満の喘息で加療中の子、1年以内に喘息の発作があった子 など